■バリの両替
  ガイドブックには、「両替はホテルか銀行でしなさい, 街の中の両替屋さんは危ないですよ。」 と書いてある。
  知ってはいてもホテルのレートが悪く例えば、サヌールのハイアットホテルでは1円が69Rpでした。でも街に
  出ると、1円が74Rpとか書いて有ります。 (これが曲者) 私は4回両替しましたが、ホテルではなく街で両替
  しました。その時の彼らの騙しのテクニックを紹介します。 

  ●巨大ショッピングセンター”ディスカバリーモールの両替
    ここには素朴な感じの高校生くらいの女の子が居りこんな子なら心配ないだろうと1万円お願いしました。
    電卓で”75000”と叩いて見せてくれます。 75とゼロがたくさん有るから大丈夫だろうと、 信用して普通
    の日本人はそれで 「OK!」 と言ってしまうのだろう。 でも私は電卓を取り、 ”750000” と叩き直すが
    すぐ又 ”75000”と叩いて来る。 再度”750000”と叩き直す、やっと考えた振りをして正しく ”75万” Rp
    くれた。 彼女はわざと一桁少ない7万5千Rpを表示していた。ゼロがたくさん並んでいると計算しにくく面倒
    な日本人は良く引っかかる単純なテクニックだ。

  ●サヌールの両替屋−1
    看板に1円74.99Rpと書いてある。結構良いレートだったので入って見た。若いお兄ちゃんが両替してく
    れた。1万円に対し、まず700000Rpくれた。(しめしめ、これだけでも、ホテルのレートより良いと考えた)
    そこで彼は1万Rp札を出し、「60000Rpおつりをくれ。」 と言う。私は暗算しておかしい「74.99ならお釣り
    は約5000Rpのはずだ。」 と5000Rp渡した。彼は 「OKありがとう」と言って取引終了。店を出る時、機嫌
    よく「また明日来て下さい。」 と手を振ってくれた。 もう少しで1000Rp余計にお釣りを取られる所だった危
    ない危ないと思いながらホテルに帰った。家内は盛んに 「おかしい! おかしい!」 と言っている。 あまり
    言うので 「なぜおかしい?」 と聞くと、家内は計算してないが 「あんな両替屋がお釣りがないはずない。」
    と女の直感らしい。 そこでもう一度取引を検証してみた。 ・・・・ 分った700000万Rpの後本当なら残りの
    4万9900Rp貰わないといけないのに、本来なら10万Rpに対し5万Rp のお釣りなら正しいのですが、 1万
    Rpに5000Rpのお釣りを渡して合計70万5千Rpしか貰ってない。 ここでも1桁違いのテクニックで騙され
    た。それにしても”女の直感”には感心する。”理論” で会社勤めをして来た私は見事に騙されたが、感覚
    を研ぎ澄まして来た家内は見事に見抜いていた、それをうまく理論立てて説明は出来ないが・・・
    ここでは4万4900Rp損した。損したと言っても700円くらいなのですが悔しい。 (この説明は、あえてゼロ
    をたくさん付けて説明してますが現場はこんな状態です。 誰もわざわざ 「万です、千です。」 とは言ってく
    れません。)

  ●サヌールの両替屋−2   
    昨日の失敗を勉強して今日は騙されない様、二人で十分チェックする様打ち合わせてから両替に行った。
    1軒目のレートは1円が75.9 Rpと書いてある、ほぼ最高のレートだ。大きく一息してから店に入って行っ
    た。入り口で「コミッションは取るのか?」と聞にいても返事せず、お金を並べ始めた。案の定7.5万Rpにし
    ようとするので(ここなら1万円は75.9万Rp)「足りないもっともっと」と言って正しい金額を要求すると少し
    づつお札を足して行き、 最後は 「71.5万Rpで勘弁してくれこれ以上はボスに叱られる。」 との事で泣き
    を入れて来たので看板と違うがこれ以上若い彼を困らせても可愛そうと思いOKを出した。 「やったー!」
    家内と意気揚々店を出た。 次に目指すは昨日の両替屋だ。

  ●サヌールの両替屋−3
    昨日と同じ様に若いお兄ちゃんが入り口に座っており。「また来たヨッ!」 と笑顔で挨拶をした。彼も機嫌
    よく「いらっしゃい」と言ってくれた。又1万円両替をお願いした。すると彼は又昨日と同じテクニックで70万
    Rpの後1万Rp出し、「6千Rpお釣りをくれ。」と言って来る。バカだねー、同じ手は食わないよ (やはりプロ
    なら5通り位のテクニックを準備しておかないとダメだねー。もっとも2日続けて両替に来る日本人観光客
    もいないだろうけど。)
    今日は看板通り、75万Rpせしめて店を出た。「又来るねー」と言って手を振ったが彼は機嫌悪く、笑顔は
    なかった。でも次の日、またまた店の前を通ると彼が同じ様に座っていたので道の反対側から大きく手を
    振ったら彼も苦笑いしながら手を振ってくれた。

  両替トラブルは東南アジアではどこでもある様だ。でもイタリヤの田舎に2週間滞在した時まだ若く”No”と言
  えない日本人だった頃、 ホテルで両替を頼むと、マネージャーが出て来てしばらく考え、女性従業員にこの
  レートにしろと指示すると従業員は困った顔をしていた。 直前に見たイタリヤ語新聞両替レートらしき欄はも
  っと良いレートを書いていたと思うが悲しいかなイタリヤ語が分らない泣く泣くそのレートで両替した。 今なら
  Noとはっきり断り銀行に行くと思うが当時は英会話も、度胸も、 経験もなく凄く悪いレートを飲み込まされた
  経験がある。 東南アジアだけの問題ではない様だ。こうしてみると日本はなんと正直な国だろう外国人を騙
  して悪いレートで両替させたと言う様な話しは聞いた事がない。色々な国を経験して来て思うが やはり日本
  は世界中で一番変わった国の様に思うまさに ”日本の常識、世界の非常識” である。  最近日本の常識も
  世界に近づきつつあるが、変わらないで欲しい。


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