左の様なりっぱな彫刻像が下の東屋のあちこち
にある。左の像一体だけでも製作には凄い時間
が費やされたに違いない。
■ウブドのサイクリング
●どうしてこうなるの?
ウブドで自転車を借り、サイクリングがてらウブドを体験しようと決め、ホテルの受け付けで「自転車を
借りたいのですが、お店を教えて下さい。」とお願いすると微笑みながら「何台?、今日?」、「すぐ
手配します。」っと決まってしまった。しかも料金は1台5万Rp約700円)だと言う、日本の料金だと
高くはないが、ウブドではいかにも高いが相場をチェックしていなかった為しかたなしにそれでお
願いした。部屋に帰ってガイドブックを調べるとバイクで5万Rp、自転車だと1.2万Rpとあるこれなら
納得できる価格だが、私は自転車を4倍くらい高く押し付けられたのだ。バリの微笑みはたくらみを
隠す為かも知れない。でもこれはウブドの人にとっては当然の事で全然悪い事ではないらしい。
●ウブド価格
ウブドでは価格に、◆ウブド人価格、 ◆インドネシア人価格、◆外人価格 が当たり前らしい。それぞ
れの価格は、ウブド人1倍:インドネシア人2倍:外人5倍位が相場らしい。それからすると、このホテル
の自転車は4倍だったので、まだ良心的な外人価格だったのか? 「ウブドの人達は一生働いても海外
旅行なんかは行けない。あなた達はこうして海外旅行出来る人なのだから、同じ物でも高い値段を払う
のが当然それが皆の幸せ、あなたは皆を幸せにしている。」との事らしい。
●椰子の実
ウブド王宮の角のSuweta通りを北に自転車で走った。 あちこちにロスメン(民宿)が有る、
2万円/月位で借りられるらしい。次は是非こんなところに泊まり現地の人達と触れ合いながら過ごし
たいものだ。途中、椰子の木の登って実を取っているお爺さんがいた。その先に進むと、今度は椰子の
実を頭に乗せたお婆さんが道を歩いていた。私は勝手にお爺さんは実を取り、お婆さんがそれを売りに
行っていると想像した。
●田舎のお寺
ゆるい登り坂が続いて疲れて来たところ、
木陰の有るお寺があったので休憩した。
休憩しながら良く見ると人家もまばらな
田舎なのに、随分立派な建物や彫刻が有る。
さらに見ていると塀にも彫刻があり、なにやら面白いストーリーめいていたので写真に撮った。
@男性も女性もなにやらたくさんの男性自身やら女性自身らしき
物を持っている。
A身体中に杭を打たれ、頭をのこぎりで引かれている。
B燃える木の棒をお尻に突き刺されている。
C釜茹でにされている。
@の様な事をすると、AからCの様な事になるよとの教えの様だ。
もっと日本でもこの様な教育が必要だと思う。
●ハローと微笑み
田舎道をサイクリングしてウブドの人と目が合うと必ず
”ニコッ”っと笑ってくれる。私達日本の昭和30年代の田舎では
そうであった。また特に子供建ちは必ず笑いながら「ハロー!」
と挨拶してくれる。なんと巣晴らし事だろう。日本では挨拶が
出来ない大人がたくさんいるのにここではやっとしゃべれる様に
なった子供まで挨拶する。
これが本当の”バリの微笑み”なのだろう。当然だがホテルや
お店の微笑みは下心ありの微笑みで本当のバリの微笑みで
はない。
●アヒルの日光浴
朝早くは一生懸命田んぼの草を食べていたアヒルだが、
昼前になってくると、写真の様に田んぼのあぜ道に並び
日光浴をしている。。
●村の風景
村を通過していると、お供えを持った女性や頭に荷物を
乗せた女性が歩いている。良く観光写真にある風景だ。
私の感覚ではああいう写真を見ると、以前にはそうで
あったとの写真で、現在は何処に行っても
”ジーンズとTシャツ”しか着ていない、と思っていた。
でもまだウブドでは現在なのだ。うれしい残して欲しい。
●アヒルと蛍
サイクリングをしていて気が付いた。アヒルは田んぼの
除草が大きな目的ではないかと(大きくしてからは食肉
だろうが)でも田んぼの数に比べて圧倒的に少ない・・・
以前は蛍が飛んでいたが、今は殆ど居なくなった。原因
は除草剤を使う様になって蛍の幼虫が住めなくなったら
しい。日本と同じ悲しい道をたどっている。そう考える
とアヒルはまだ除草剤を使わない自然農法を続けてい
る人の田んぼなのだろうか・・・・ 本当に少ない。
●湧き水
サイクリング中、坂道の道端にバイクの人が止まって崖から流れ出ている水を飲んでいた。私の方を見て親指を立て”美味し
いよっ!”ってポーズをしてくれたので、「飲めますか?」と聞いてら飲めるとの返事だった。熱くてのどが渇いていたので
思わずごくごく飲んだ。でも日本の水程冷たくなかった生ぬるかった。元気を取り戻し又走りだしたしばらくして気が付いた。
ガイドブックに「生水は飲まない様に。」と書いてあった・・・・。 「そうだ生水だ!今飲んだのは」、「お腹が痛くなっ
たらどうしようトイレなんかないし・・・」と考えると心配になって来た。でも何事も起こらなかった、私のお腹がウブドの
人達と同じ位強かったのか、湧き水が日本位綺麗だったのかか分らないが・・・。
●3〜4Km
サイクリングはホテルの受付女性(高い料金を吹っかけられた”微笑のつわもの”)に聞いて決めた。3〜4kmで折り返し
点だと。でもなかなかその折り返し点に着かない。途中アヒルに餌をあげているお爺さんが居たので質問するとそのお爺
さんも答えはあと3〜4kmだった。この地点まででもうすでに5km位は来ているはずだのに・・・ ウブドでは何でも
距離は3〜4kmなのかも。またこのお爺さんがアヒルのウブド語を教えてくれた。「お爺さんごめんなさいすぐ忘れてし
まいここに書けません。」
●自転車
私達は自転車でウブドを感じるサイクリングに出かけた。 一日走って気が付くとウブドで自転車に乗っているのは”子供”と
”旅行者”だけだった。ウブドは山地なので坂道が多く、自転車はしんどい、現地の人の足はもっぱらオートバイらしい。
●椰子の木と棚田
ウブドに来た目的の一つ”椰子の木と棚田”です。
日本では絶対見る事が出来ない不思議な風景です。
ウブドの人が日本の棚田を見れば、椰子の木が足りな
いと思うのだろうか?
頭に椰子の
実を乗せ売り
に行く(?)
お婆さん。
両足首に紐の
輪を掛け上手
に登って行く
お爺さん。